経世済民戦線

財政出動や金融政策ではない、第3の経済政策を提案します(バナー広告が表記されますが当方とは無関係です。仮にDL表示があるバナーが出てきても無視を強く推奨します。)

2016-01-01から1年間の記事一覧

管理通貨制度~雛形~

物価を安定させるには、増えた需要分だけ、供給も増えなければいけません。 減った需要分だけ、供給も減らなければいけません。 消費市場で需要が増えた場合(ディマンドプル・インフレ)の複式簿記を使った仕分けは以下の流れになります。 勘定科目は便宜上…

先進国病~経済が死に至る病原~

今回は「先進国病」についてもう少し掘り下げてお話します。 以前にも何度か言及しましたが、経済が成長していくにつれ、成長が鈍化して低成長が恒常化し、不景気が慢性化しているのが、経済先進国です。 なぜそのようなことが起きるのでしょう? 経済は言い…

上場株式の株価と所得効果について~実際の事情~

今回は株価と所得効果について実際はどうなのか解析していきます。 結論から言うと、 「株価の上下では、所得効果はプラスもマイナスも有りません」 その理由を以下に述べていきます。 これは以前に言及したことがある、消費市場と金融市場の違い、なぜ区別…

日本の財政破綻の問題について

(無利子永久国債)に価値は無い。 発行時点で引き受け側の中銀は以下のように仕訳を切らなければならない。 借方(無利子永久国債)A円 貸方(日銀券)A円 借方(強制低下損)A円 貸方(無利子永久国債)A円 リターン0円であることが発行時点で判明してい…

所得税&法人税の2段階徴収制度(3)~雇用対策~

(1)(2)では触れてませんでしたが、所得税&法人税の2段階徴収制度で、仮に使用期限内に使用されずに税金として有期可処分所得が徴収された場合、それは 「所得の再分配」 に回します。 バブル経済崩壊以降、非正規雇用人口はおよそ20倍の2000万人規模…

人間は期待に拘束されない

(マネタリーベースの増加、インフレ期待上昇に直結せず=日銀総裁 | ロイター) 黒田東彦日銀総裁は23日午前の衆院財務金融委員会で、量的・質的金融緩和(QQE)の波及経路は、実質金利の低下を通じて経済にプラスの影響を与えるものとし、マネタリーベ…

所得税&法人税の2段階徴収制度(2)

さて、所得税&法人税の2段階徴収制度のひな形については、以上のようになるわけであるが、この制度を通して消費性向を上げるだけでは、実はまだ経済にとっては不十分である。 この記事では今まで省みられることの無かった、日本の公的年金制度の問題点に触れ…

所得税&法人税の2段階徴収制度

有効需要の確保について、私が提案するのは 「所得税&法人税の2段階徴収制度」である。 簡単に言うと、「一部のお金に使用期限を設けて消費を強制する」というものであり、消費性向を80%にしたり、90%にしたりだとかいったことが確実に可能になる。(要は貯…

有効需要とは(2)

では有効需要をどのように獲得すればいいのだろうか? ケインズ以降の経済学者が主張するのは、政府が直接消費者として公共事業を行う、消費者個人にお金を分配する財政出動、金利の調整&流通する通貨量の絶対量を増やす、といった行為で投資促進させる施策…

有効需要とは

有効需要の定義は、研究者によってそれぞれ微妙に異なるが、「商品を売るとき(供給したとき)に、必ず売買が成立する(需要)」と言える。 そもそも有効需要の概念が出発したのは、「総供給が総需要を作り出す(セーの法則)」という理論では、消費市場(※…

経世済民戦線の設立

ブログを開設しました。 政治、経済の問題に関して、思う事、考える事を綴っていきたいと思います。 URLにkeiseizaiminsensenとあるのは、「経世済民戦線」を指しています。 現在の政治にご不満な方々に、経済政策・財政政策ともに対案は有るのだ、という事…